メモ帳

アニメ・ゲーム系のすきな音楽を紹介します

2020年の良い曲

早いものであっという間に年末になってしまいました。

なかなか外へ出づらい状況だったこともあって例年以上に淡々と日々が通り過ぎていったような感覚がありますが、さらに12月前半は少し入院してしまったこともあり、気がつけば2020年も数日しかないという状況で、急かされるようにこの記事を書いております。

さて、今年もいわゆる10選を悩みながら考えてみましたので、簡単にご紹介していきたいと思います。今になって慌てて鍵盤を片手に鳴らしながら書いておりますので、例によって間違いも多々あるかとは思いますが、軽くお読みいただければ幸いです。

並びはだいたい文章の短い順です。

 

  1. 遊泳
  2. ごく平凡な青は、 
  3. re: fruition
  4. NEXT COLOR PLANET 
  5. Brand new!
  6. 23時の春雷少女
  7. ゴールデンスパイス
  8. SING A SONG
  9. Mani Mani (Prod. TAKU INOUE)
  10. エンディングノート

 その他選外の紹介曲:

「Joker」

「Domestic Force!!」

「RISE」

「思い出のカケラ」

「ぐっばいおぶじぇくしょん」

 

 

1.遊泳

早見沙織

作詞:早見沙織 作曲:堀込泰行 編曲:倉内達矢

シスターシティーズ(アルバム) Tr.4

キリンジ堀込泰行さんからの提供曲。アレンジに早見さんの曲に多く関わってきた倉内さんが入っていながら、もはや堀込さんの歌そのものというようなレベルで自然に落とし込まれている高次元の仕上がりです。

サウンドと言うまでもなく極めてハイレベルなボーカルで、水面下のゆらぎを表現した圧巻の曲です。

 

 

 

2.ごく平凡な青は、 

CYNHN

ごく平凡な青は、(シングル) 収録 Tr.1

作詞:渡辺翔 作曲:渡辺翔 編曲:eba

このブログで紹介する範疇かという点では少々微妙なのですが、素敵な曲なので取り上げることにします。渡辺翔さんがプロデュースを手掛けるヴォーカルユニットCYNHN(スウィーニー)のシングルです。

ebaさんのアレンジらしいバンドサウンドの曲で、一聴すると各楽器が雑然とパートを鳴らしているように聞こえるのですが、全編を通して聞くと一つの楽曲としてしっかりと構成されているような、不思議な感覚の曲です。理論で精緻に組み上げられたアレンジではなく、グルーヴによってまとめ上げられた音というのはこのような印象を与えるのでしょうか。

ギターはebaさん自身が弾いているほか、ベースとドラムはロックバンド ヒトリエの2名によるものです。

Gt:eba Ba:イガラシ Dr:ゆーまお

 

 

 

3.re: fruition

DEZOLVE Feat. やなぎなぎ

作詞:やなぎなぎ 作曲:山本真央樹 編曲:DEZOLVE

 Frontiers(アルバム)収録 Tr.3

 

私の好きなドラマー山本真央樹さんが所属するフュージョンバンド DEZOLVEの最新のアルバムで、バンド初となるボーカル曲にゲストとしてやなぎなぎさんを迎えた一曲です。氏のツアーのサポートバンドとしてDEZOLVEが関わった縁とのこと。*1

フュージョンバンドとしてのテクニックが惜しげなく注ぎ込まれたサウンドに、速いフレーズの難しさを感じさせないような疾走感のあるボーカルが融合した極めてハイレベルな曲に仕上がっています。

ベース小栢さんは昨年から山本さんと共にスタジオミュージシャンやサポートバンドとしての活動も増えてきていましたが、体調を崩されて離脱されています。可能であれば回復して復帰されることを楽しみにしています。

Gt:北川翔也 Key:友田ジュン Ba:小栢伸五 Dr:山本真央

 

 

 

4.NEXT COLOR PLANET 

星街すいせい(hololive)

作詞:星街すいせい 作曲:酒井拓也Arte Refact) 編曲:酒井拓也Arte Refact

デジタル配信

6月にVtuberの曲を取り上げたエントリでも紹介しましたが、

やはり素敵な曲ですので10選として再登場です。

以下コメントは前記事の再掲です。

 

最近気になるVの曲とクラブミュージックについて - メモ帳

 

軽快なスラップ・ベースと生ブラスでとてもきらびやかな印象ながら、シンセベースと重いキックが上手く組み合わせられているハイブリッドなトラックです。ボーカルとピアノだけで始まるイントロから、シンセ、生音と段々音数が加わっていく構成は期待感が高められてとても好きです。最近のイノタクさんの曲にも多いパターンな気がします。

作編曲はランティス作品でおなじみのArte Refact 酒井拓也さん。どちらかというとアレンジが多いイメージですが、今回は一人で作曲から手がけられています。

星街すいせいさんはこの曲を聞くまで名前も存じ上げませんでしたが、前回の曲はキタニタツヤさん提供とのことで、今後の楽曲的にも気になっています。

Trumpet:吉澤達彦、具理然(Lowland Jazz)

Alto Sax:丹澤誠二(Lowland Jazz)

Trombone:石川智久(Lowland Jazz)

Guitar:中嶋康孝 Bass:小林修

All Other Instruments & Programming:酒井拓也Arte Refact

 

 

 

5.Brand new!

辻野あかり(CV:梅澤めぐ)、砂塚あきら(CV:富田美憂)、桐生つかさ(CV:河瀬茉希)(アイドルマスターシンデレラガールズ

作詞:烏屋茶房 作曲:烏屋茶房、篠崎あやと、橘亮祐 編曲:篠崎あやと、橘亮祐

Never ends & Brand new!(シングル)収録 Tr.2

 

ここ数年シンデレラガールズへの提供が増えた3名によるコライト曲です。 

今年新たにボイスが実装された3人が初めて歌う曲ということもあり、フレッシュさが前面にくる爽やかなアレンジです。

サビでは前半の進行に対して後半は大きくリハーモナイズされていて、前半の一回目に対して予想を裏切る形で複雑な和音が鳴るところが気持ちいいです。また、サビに入った瞬間に一瞬ほとんどのオケが鳴らないポイントがあるのですが、そこでメロに合わせて動くベースもたまらない点ですね。

富田美憂さん、河瀬茉希さんの少し低い声をベースに、梅澤めぐさんの明るい声が時折入るバランスが素敵です。2Aでラップ調になる展開は珍しくないと思いますが、声の聴かせ方として上手い構成だと思います。

All Instruments & Programming:篠崎あやと、橘亮祐

 

 

 

6.23時の春雷少女

鬼頭明里

作詞:田淵智也 作曲:田淵智也 編曲:やしきん、成田ハネダパスピエ

STYLE(アルバム)収録 Tr.7

声優ユニットDIALOGUE+のプロデュースはじめ、今年もますます精力的に活動を続けるUSG田淵智也による提供曲です。

USG曲でもよく手を組んでいる盟友やしきんに加えて、パスピエ成田ハネダも加わった3名による相乗効果で、田淵節ともいえるメロディの強さは残しつつ耳に新しい印象のサウンドに仕上がっています。

特に耳に残るのがサビの和音で、6小節目までは [ ] - III(C#) -VI(F#)という動きを基本にテンションが加わって、どことなく重い感覚の音が続くのでですが、7小節目からはI(A)とIsusを行き来する展開となり一気に明るく変化する印象を強く感じます。一聴しただけでもフックとして耳に残るところではないでしょうか。

Pf,Synthesizer:成田ハネダ Ba:工藤嶺 Dr:髭白健 OtherInst:やしきん 

 

 

 

7.ゴールデンスパイス

GEMS COMPANY

作詞:辻純更 作曲:瀬尾祥太郎(MONACA) 編曲:瀬尾祥太郎(MONACA)

precious stones(アルバム)収録 Tr.11

MONACA岡部啓一さんが音楽プロデュースを手掛けるVTuber集団、GEMS COMPANYの全体曲です。GEMS COMPANYでは新鋭瀬尾祥太郎さんがユニット・ソロ問わず多くの曲を書かれており、歌モノよりも劇伴での活躍が目立っていた瀬尾さんの曲を聴き込める絶好のグループです。 

昨年10選で紹介したDESIGNED LOVEはクールな曲でしたが、こちらは全体曲ということもありMONACA諸先輩方、特に秀和さんの アイカツ!「オリジナルスター☆彡」、Wake Up, Girls!「極上スマイル」などのエッセンスを感じるややアップテンポなトラックです。

m7-5(ハーフディミニッシュ)や分数コードを多用されるところも諸先輩と近しい部分ですが、サビ6/12小節目でルートの音が急に低くなるあたりなどは瀬尾さん独特な鳴らし方に感じます。今後も新曲が楽しみです。

Gt:後藤貴徳 Ba:鹿島達彦

 

 

 

8.SING A SONG

Mics!!

作詞:Nor 作曲:Nor 編曲:Nor  AdditionalArrangement:堀江晶太

April - EP Tr.2

つい最近まで全く知らないコンテンツでしたが、今年始まったマンガとバンドを連携させた新プロジェクトのようです。

1stEPとして発売されたこの作品では、トラックメイカーYUC'e・Nor(beignet)、ボカロで主に活躍されるYASUHIRO、近年各種アニソン提供でお馴染み烏屋茶房・篠崎あやとなど多方面のクリエイターが参加されています。

その中でこの曲はクラブミュージックではお馴染みNorさんが作編曲を手掛けながら、アレンジに堀江晶太さんが加わってバンドサウンドにまとめ上げられている少々異色の曲ではないでしょうか。

イントロでは打ち込みのピアノと時計の音色で電子音楽感を漂わせながら始まりますが、堀江さんがベースを務める PENGIN RESEARCHのドラム新保恵太さんによる生ドラムが加わり、一気にバンドサウンドの雰囲気に変化していく展開が心地いいトラックです。

落ちサビでかなりのハイフレットまで流れるように動くベースラインも必聴です。

Gt:yu-ya Ba:堀江晶太 Dr:新保恵太

 

 

 

9.Mani Mani (Prod. TAKU INOUE)

東雲和音(CV:天音みほ) (電音部)

作詞:MC TC 作曲:TAKU INOUE 編曲:TAKU INOUE

デジタル配信

バンダイナムコによって満を持して始まったプロジェクト電音部の最初期に公開された一曲です。

各アーティストやシンデレラガールズ等のコンテンツに本格的なEDMを次々と提供してきたイノタクさんですが、今回はそれに生音のサックスを全面的に加えて独特な大人びた雰囲気を作り上げています。太いベース音と軽妙な木管の音の絡み合いが心地いいトラックです。

イントロ、2A、アウトロなど全編に渡ってこまめに水音が加えられているところも印象的です。氏の曲では雨音のように聞こえながら実はノイズを加工して作られた音が乗っているなんて例もありましたが、今回も作られた音なのかサンプリングなのかが気になるところです。

また、サビ終わりの文字が詰まったメロを軽々とリズムよく歌いこなす天音みほさんのボーカルがしっかり頭に残ります。

特に好きなのが1サビの終わり

ねえ もっと歪な秘密が欲しいの

の部分で、いびつな(i -i tsu -a) ひみつが(-i -i tsu -a)としっかり韻を踏んでいるほか、"び" "み"の部分にやや強いアクセントを置いて、"もっと"と続けて2音節のフレーズが3連で続いているのような印象を与えている気がします。

譜割りの絶妙さもまた持ち味ですね。

 

電音部はMoe Shopさんのgood night baby

good night baby - song by 犬吠埼紫杏 (CV: 長谷川玲奈), Moe Shop | Spotify

ケンモチヒデフミさんのいただきバベル

いただきバベル (Prod. ケンモチヒデフミ) - song by 黒鉄たま (CV: 秋奈) | Spotify

など他にも秀逸な曲がたくさんあります。今後も楽しみなコンテンツです。

A.Sax:武島聡 

 

 

 

10.エンディングノート

鹿乃

作詞:鹿乃 作曲:田中秀和(MONACA) 編曲:sugarbeans 

コーラスアレンジ:伊沢麻未

yuanfen (アルバム) 収録 Tr.9

 

田中秀和さんがボーナストラックを除く全曲のプロデュース・作曲を手掛けたことで話題となった鹿乃さんの4thアルバムの最後に収録された曲です。

編曲を他のミュージシャンに任せることの少ない秀和さんとしては珍しく、新しく制作された9曲のうち7曲でさまざまな方がアレンジで参加しており、非常に聴き応えのあるアルバムです。どの曲も大変に素晴らしく、自身でアレンジされ、ここ数年のお家芸ともなっているブラジルミュージック+プログレッシブな雰囲気のTr.3「yours」、アレンジの曽我淳一さん初め熟練のミュージシャンによって何とも切なげに仕上げられたTr.6「漫ろ雨」の2曲がとても気に入っておりますが、その中でも最も心に残った曲として最後に収録された「エンディングノート」を選出しました。

エンディングノートというタイトルが示すとおり、一聴すると明るいサウンドの中にも、繊細なボーカルや楽器の乗せ方によって「漫ろ雨」以上の切なげさ、さらに言うと物悲しさを訴求してくるトラックです。

音の構成としてはシンプルで、ボーカル+4リズムのベーシックなものに厚いコーラスが乗る形ですが、各パートが引き立てられより一音一音の気持ちが伝わるように感じます。秀和さんの曲への参加経験が多く、引き出し方をより理解されているsugarbeansさんならではの渾身のアレンジです。

また、秀和さんの曲としては珍しくメロディの臨時記号が非常に少ないです。昨年の10選「土曜日のフライト」のコードワークでも触れましたが、アーティストの心情を最大限に乗せる曲では、自身の特徴とも称される複雑な和音や半音のアプローチを抑えて、メロディで勝負できる点に大変な懐の深さを感じられます。

間奏開けのいわゆる落ちサビが特に気に入っている部分でして、スタートはボーカルの他にはピアノとごく短いベースのみが乗って始まり、2フレーズ目では最低音A#3から最高音D#5まで一気に駆け上がるメロに対比するように、長く響くベースが下がっていくところが非常にドラマチックです。

また、この落ちサビのメロディは跳躍が多く、歌ってみると音程を取るのが難しいのですが、声量を張らずに雰囲気をしっかりと表現したボーカルも秀逸です。

 

さて、このアルバムの制作経緯については、鹿乃さんと秀和さんの対談という形で詳細なインタビューが掲載されており非常に参考となりますが、*2

インタビューのタイトルを初め文中でも繰り返し登場するのが"死"との向き合いというキーワードであり、本曲はそのコンセプトに対して最も直接的なアプローチを感じさせるものです。

秀和さんが質問に答える中で

実はこのレコーディング中は、僕らの間で、「死」というものへの気持ちが共有できている時期だったんです。

という一節があります。レコーディングされたいた1年前は、丁度昨年のブログを書いていた時期にあたります。一リスナーでしかない私たちにとっても、何となく”死”への気持ちが自分のものとして認識できていたころではないでしょうか。この点を踏まえて向き合うと、音と向き合うことがより思索的になる一曲であると考えています。

 

Gt:堀崎翔 Ba:千ヶ崎学 Dr,Pf,Other Instruments:sugarbeans

 

 

 

本文で紹介できず選外となった曲を他にもいくつか紹介したいと思います。

Joker松永涼大和亜季中野有香姫川友紀前川みくアイドルマスターシンデレラガールズ

作詞:渡辺紫緒 作曲:田中秀和 編曲:田中秀和

【アイドルマスター】「Joker(M@STER VERSION)」(歌:松永涼、大和亜季、中野有香、姫川友紀、前川みく) - YouTube

秀和さんのシンデレラガールズ提供曲としては珍しくマイナー調の曲。yuanfenが今年リリースでなければ10選に入れていたであろう非常に私好みのサウンドで、特に間奏がたまりません。最近組むことの多いAireさんと親交のある安藤河音さんがギター・ベースを担当。

 

Domestic Force!!」DIALOGUE+ 

作詞:津野米咲 作曲:田淵智也 編曲:eba

Domestic Force!! - song by DIALOGUE+ | Spotify

衝撃的なイントロのセリフから怒涛の展開を見せるアレンジ。ファーストインプレッションの強烈さと絶妙にまとめられた各パートのバランスが秀逸です。こちらもベースでヒトリエのイガラシさんが参加。

諸事情で少し聞くのに気持ちの準備が必要な曲でもあります。

 

 「RISE」supernova(ラピスリライツ)

作詞・作曲・編曲:DJ'TEKINA//SOMETHING

RISE - song by supernova | Spotify

奇をてらったところなくハイレベルに仕上げられたクラブミュージックだと思います。

 

思い出のカケラ水瀬いのり

作詞・作曲・編曲:遠藤直弥

思い出のカケラ - song by Inori Minase | Spotify

同じシングルに収録されたクリスタライズも素晴らしい曲ですが、遠藤さんの作るバラードはシンプルでスッと入ってきます。

 

ぐっばいおぶじぇくしょん」AiRBLUE Wind(CUE!)

作詞:針原翼、セツコ 作曲:針原翼 編曲:棚橋EDDYテルアキ

ぐっばいおぶじぇくしょん - song by AiRBLUE Wind | Spotify

恥ずかしながらクリエイターの方を全員知らなかったのですが、聞いた瞬間に引き込まれる力がありました。

 

最後に、私が今年一番Spotifyで聴いた曲はこれでした。

open.spotify.com

…去年と同じですね。

原曲も含めて何年聴いても色褪せない本当に素晴らしい曲だと思います。

 

 

それでは。

最近気になるVの曲とクラブミュージックについて

こんにちは。

狭苦しいライブハウスが恋しいころですがみなさんいかがお過ごしでしょうか。

毎年年末の10選を書くために開設したこのブログですが、年末に考えるとどうしても前半の記憶が薄れがちになることもありますし、半分くらい経ったタイミングでまとめておこうかな~とは思ったのですが、取り上げる曲がぜんぜん決まらなかったので、少し的を絞って書いてみようと思います。

ということで今回はVtuberから4+2曲紹介します。Vについて最近まで全然触れてこなかったので新しくない曲もあります。ごめんなさい!

 

 NEXT COLOR PLANET

 

歌・作詞:星街すいせい(hololive)

作編曲:酒井拓也Arte Refact

軽快なスラップ・ベースと生ブラスでとてもきらびやかな印象ながら、シンセベースと重いキックが上手く組み合わせられているハイブリッドなトラックです。ボーカルとピアノだけで始まるイントロから、シンセ、生音と段々音数が加わっていく構成は期待感が高められてとても好きです。最近のイノタクさんの曲にも多いパターンな気がします。

作編曲はランティス作品でおなじみのArte Refact 酒井拓也さん。どちらかというとアレンジが多いイメージですが、今回は一人で作曲から手がけられています。

星街すいせいさんはこの曲を聞くまで名前も存じ上げませんでしたが、前回の曲はキタニタツヤさん提供とのことで、今後の楽曲的にも気になっています。

 

Trumpet:吉澤達彦、具理然(Lowland Jazz)

Alto Sax:丹澤誠二(Lowland Jazz)

Trombone:石川智久(Lowland Jazz)

Guitar:中嶋康孝

Bass:小林修

All Other Instruments & Programming:酒井拓也Arte Refact

Recording Engineer:菊池司(Arte Refact)、佐々木優(Studio Tanta)

Mixing Engineer:菊池司(Arte Refact

 

サンデーサンデー・フルーツフール

歌:える、シスター・クレア

作詞:八城雄太

作編曲:石濱翔MONACA

八城さん×石濱さんと聞くと完全にシンデレラガールズのコンビですが、曲からもどこかそんなポップ感があります。シンプルなビートで軽快なダンスミュージックという印象で、サビ終わりのIV→I(アーメン終止)が曲全体へ浮遊感をプラスしているような気がします。サビに入る前に休符を置いてaugを鳴らす構成は秀和さんっぽさもありますね。

 

 

 

純粋

歌:星宮とと

作編曲、ギター: KABOSNIKKI

 

ストリーミングフェスで聞かないことはないと言っていいほどの大アンセム、ネオンライトの星宮とと+TEMPLIMEのコンビによる曲です。

軽やかなギター、細かい動きのシンセベース、サビのメロの跳躍など非常にさわやかな印象です。ラスサビでさらに高い跳躍が入って、ストリングスが大きめに乗ってくるの構成もとても好みです。

 

 

ハレ晴レユカイ(Moe Shop Remix)

歌:燦鳥ノム

作詞:畑亜貴

作曲:田代智一

Remix:Moe Shop

じんさん提供の1stシングル Life is tasty!が話題になったサントリー公式Vtuber、燦鳥ノムによるカバー。パートが切り替わるポイントでマイナー系のコードが入るのが印象的で、原曲にないアクセントになっていますね。企業の公式キャラクターがバリバリ音楽活動をしている経緯はよくわからないのですが、とにかく歌がお上手なので今後も楽しみにしています。

 

以下はまだリリースされていませんが気になっている曲です。フルサイズ公開が楽しみです。

『RED HEART』1stオリジナルソング

youtu.be

初っ端からKOTONOHOUSE色全開のトラック。歌っている赤井はあとさんは今回完全に初めて知りましたが、留学経験があるとのことで全英詩なんですね。

 

ゴールデンスパイス

 MONACAファンにはお馴染みGEMS COMPANYの新曲。極上スマイルやオリジナルスターを彷彿とさせるアップテンポなトラックです。

 

今回の曲紹介は以上です。

 

さて、Vtuberの勢いがオタクミュージック界を席巻して久しいこの頃ですが、2020年にこんなにクラブミュージックが流行っていると考えていた人はどのくらいいるでしょうか。完全に個人的な感覚ですが、音楽シーン的にクラブミュージックが流行していたのは10~5年前くらいで、少しラグがあって流行が反映されるアニソン系でもここ1~2年は数を減らしており、いまさら"Future Bass"などと口に出すのも少し憚られるような、既に旬を過ぎたものと考えている節がありました。

また、アニソン等では"Future Bass"同様に、クロスオーバー的にいろいろなジャンルの要素が取り込まれて曲ができることも多いですが、いわゆるクラブの音を取り入れようとしたときにトラックメイカーの視点からは中途半端に映ることも多いようで、特に使われている音の時代性が反映されていないという指摘をたびたび耳にしました。

Twitterでは何度が言及していますが、具体的には大橋彩香さんの「ダイスキ。」が出てきたとき、トラックとして良くないわけではないけども、明らかにリリースされる時季としては流行のタイミングを逸しており、フォロワーともこれは2019年後期に出す曲なのか?と話した記憶が強く印象に残っています。

今年に入ってコロナの影響で実際に人が集まるイベントは開催できない日々が続いていますが、新たな試みとして"Music Unity 2020"をはじめとする各種ストリーミングフェスが連日行われるようになりました。ここで今までほとんど触れてこなかったVtuberの曲をたくさん知ることになったのですが、kzがにじさんじに関わっていることくらいしか知らなかった私は、実に多くのトラックメイカーがVtuberに曲を提供していること、さらにVの界隈ではクラブミュージックはメインストリームになっていることにかなりに驚きがありました。DJたちがどんどん知らないVtuberの曲を掛けていく中で、このままでは明らかに最新の音楽から取り残されていってしまうという危機感を覚え、食わず嫌いを大いに反省し履修を進めているところです。

 

前の方で書いたような内容の一部は

Taku Inoue × kz の対談記事

アニソン派Vol.2のレポート

などで時期や曲も明確にされながら話題に挙げられています。

プロの発言をちゃんとライターの方が書いた記事はわかりやすいですね…。

 

 

それでは。

2019年の良い曲

いままでは今年の10曲は曲目だけTwitterに上げる形で済ませていましたが、

今年は重い腰を上げて文章を書いてみることにしました。

音楽知識が薄いので感覚的なところを中心に書いていきたいと思います。

間違っているところも多々あると思いますが、教えてもらえればうれしいです。

文章が短い順に並べたので下に行くほど長いです。歌唱者・コンテンツ、作編曲者は重複しないよう選びました。

*12/22一部訂正しました

 

  1. Tone
  2. Girl is fun
  3. For you! For みい!
  4. PLASTIC POKER  
  5. スペクトラム ブルー
  6. ひよこのうた
  7. DESIGNED LOVE
  8. 細やかに蓋をして
  9. シュガーコートドリーム
  10. 土曜日のフライト

 (番外)ドリ☆アピ

 

Tone 

蒼井翔太

作詞:園田健太郎 作曲:園田健太郎 編曲:日比野裕史

Tone(シングル)収録 Tr.1

youtu.be

あまり自発的に聞くことはないアーティストでしたが、クリエイターセッションイベントで紹介され惹かれました。昨年選出した内田雄馬Before Dawn」を手掛けた園田健太郎(Before Dawnは伊藤翼さんとの共同)さんによる曲で、どちらも男性ボーカルながらサビのハイトーンが心地良い仕上がりです。MVに出てくる青空のような爽快さが伝わってきます。

園田さんは多くの曲で作詞も手掛けるほか、詞のみの提供も行っているところが特徴的かもしれません。

 

 

Girl is fun

内田真礼

作詞:y0c1e 作曲:y0c1e 作曲:y0c1e

 you are here(ミニアルバム)収録 Tr.3

 

サニーデイ・サービス曽我部恵一さんの参加などで話題になったミニアルバムですが、その中で最初期から曲を提供されているy0c1eさんによる楽しいポップスです。非常に軽妙でキャッチーなメロディにしっかりと最近のEDM要素を汲みいれたトラックです。潮流に合わせるとどうしても重い音になりがちなジャンルですが、メロを邪魔することなく聴きやすく整えられています。

氏の得意な分野のようで、FutureBass感が強くなりますが「キミの世界にまざりたい」のような曲も今年発表されています。気になった方はぜひ。

 

 

For you! For みい! 

長谷川みい(CV:空見ゆき) (Re:ステージ!)

作詞:やしきん 作曲:やしきん 編曲:やしきん

Personal Music『ひと夜ひと夜にひとりごと/For you! For みい!』(シングル) Tr.2

ド頭に鳴るシンセから一瞬でハイテンションが伝わるような曲です。”みぃ”に関する連想ゲームのように次々と物が登場するAメロの歌詞の詰め込み方が頭に残ります。特に各所で取り上げられるようにミソ#シEmajorのRootというフレーズはインパクト抜群で、音楽の話をしていても会話に出てくることはないような一節ですが、これを歌詞に入れてしまうところが非凡ですね。いわゆる電波ソングを得意とするやしきんさん、実際にお話を伺うと話の組み立て方がうまく聡明な方で、作られる曲とのギャップにも驚きました。

 

 

PLASTIC POKER 

リアム&ノーマン[御影密、雪白東(CV:寺島惇太柿原徹也)](A3!)

A3! BRIGHT WINTER EP 収録 Tr.1

作詞:只野菜摘 作曲:広川恵一(MONACA) 作曲:広川恵一(MONACA)

曲を再生した瞬間にうなる印象的なベースに引き込まる曲です。広川さんの曲は少ない音数でトラックを成立させるバランスが絶妙です。

イントロから鳴るスラップベースでロックっぽく感じさせながら、全体的にはアシッド・ジャズ的なサウンドになっています。途中で一瞬曲が終わってしまうかのようなポイントがあり、複雑なドラムパターンで勢いを取り戻していく展開も聞きどころです。

CDへの収録は今年となったため選外にしましたが、昨年のイベント曲として公開されたアイドルマスターシンデレラガールズの「アンデッド・ダンスロック」が好きな方は気にいるのではないでしょうか。ほとんどの楽器を広川さん本人が演奏している点も共通ですね。

 

Gt,Ba,Other:広川恵一 Dr:金川卓矢 

 

 

スペクトラム ブルー

田所あずさ

作詞:大木貢祐 作曲:神田ジョン 編曲:神田ジョン

RIVALS(シングル)収録 Tr.2

2ndアルバムIt's my cue、3rdアルバム So What?でロックシンガーとしての印象を強くした田所あずささんですが、最近のシングルではややマイルドな方向にシフトしている感があります。そんな中でもRIVALSカップリングとして収録されたこの曲は一際静かです。

作詞に同じホリプロ所属のシンガー大木貢祐さんを初めて迎え、読書家の氏によるものらしく文学的な詞です。同じく神田ジョンさん作曲のバラード、運命ジレンマ収録の「EMOTION」と比べてもしっとりとした、ロック曲とは対称的な歌声ですが個人的はこの歌い方が最も声質に合っているように感じます(So what?の各曲も好きです)。最後の”弱いかな”の消え入るような歌い方が非常に上手いです。

昨年選んだ「I knew the end of love」もそうですが、明るいシングルに収録される物寂しいカップリングがとても好きです。

 

Gt:神田ジョン Ba:堀江晶太 Dr:SHiN 

 

 

ひよこのうた

Le☆S☆Ca (Tokyo 7thシスターズ)

作詞:カナボシ☆ツクモ 作曲:Tetsushi Enami 編曲:Tetsushi Enami

ミツバチ(シングル)収録 Tr.2

最近方々に出ずっぱりのUSG田淵智也提供で話題になったミツバチのカップリングです。表題のミツバチのほうも勝手知ったるやしきんのアレンジにより爽やかなロックに仕上がっており好きな曲ですが、一聴したときの印象でこちらを選びました。

作編曲の江波哲志さんはアイドルマスターミリオンライブ等の提供のイメージで、アップテンポなアニソン系の作家と勝手に思い込んでいたのですが、ハウス系にルーツのある方だそうで、今回は2step UK Garageを落とし込みながらキャラソンとしての輪郭を崩さない仕上がりになっています。さらに本人談としてSMAPなどへの提供で知られるコモリタミノルさんへのリスペクトを込められているとのことで、一聴したときのJ-POP的な印象もある総合的なバランスに優れた曲に感じました。日常にある感情の機微をかわいらしく描いた歌詞もよくマッチしています。

 

 

DESIGNED LOVE

MATULIP (GEMS COMPANY)

作詞:瀬尾祥太郎(MONACA) 作曲:瀬尾祥太郎(MONACA) 編曲:永谷喬夫

GEMS COMPANY(アルバム)収録 Tr.5

MONACA岡部啓一さんが音楽プロデュースを手掛けるVTuber集団、GEMS COMPANYのユニット曲です。劇伴が中心で歌モノが少なかったMONACAの若手瀬尾さんがほとんどの曲を手掛けており、幅広い引き出しに驚かされました。中でもこの曲はSURFACE永谷さんが編曲していることもあり、しっかりとMONACAの文脈を受け継いだメロに、少し前世代的なデジタルサウンドの組み合わせが心地良いアレンジに仕上がっています。歌唱もしっかりしていながらキャラソンとしてまとめられている感覚があり聴き応えがあります。同アルバムに収録された曲で、クール系の曲としては「形而境界のモノローグ」がありこちらもおすすめです。やはりサビのコードワークにひねりがあるところに諸先輩の影響を感じますね。

ちなみにこのアルバム、全曲インストが聴けます。素晴らしい。 

 

 

細やかに蓋をして

坂本真綾

作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音 編曲:川谷絵音 ストリングス編曲:徳澤青弦

今日だけの音楽(アルバム) Tr.9

坂本真綾さんのアルバムは毎度そうそうたる顔ぶれですが、今回も国内バンドが好きな人にはたまらない布陣ですね。このアルバムには川谷絵音さん提供曲が2つありますが、こちらのほうがゲスの極み乙女。の音楽に近いでしょうか。ハイトーンから始まるモチーフがサビの中でも繰り返されひときわ頭に残ります。主張の強いベースラインが1Aではウォーキングっぽく始まり、サビを挟んで2A以降では細かくリズムを刻んでいく変化も心地よいですね。同じく川谷さんが夢みるアドレセンスに提供した「大人やらせてよ」が好きな方は気に入りそうです。

スタジオ・ミュージシャンもなかなか豪華で、ゲスの極みのメンバーを中心にストリングスが加わる形になっています。ドラムのBOBOさんは今年 TK from 凛として時雨 のツアーサポートなどもされていました。2ndVlの徳永さんはお馴染み室屋光一郎さんとクレジット一緒によくお見かけします。

同アルバムの「お望み通り」は「逆光」なども提供された東京事変等でお馴染みの伊澤一葉さん作曲で、こちらもウォーキングベースがたまらない一曲です。ベース好きな方はぜひ。

Gt:木下哲 Ba:休日課長 Dr:BOBO 1stVl:藤堂昌彦 2ndVl:徳永友美 Vla:梶谷裕子 Vc:徳澤青弦

 

 

シュガーコートドリーム

白咲花(CV:指出毬亜

作詞:5u5h1 作曲:5u5h1 編曲:5u5h1

「私に天使が舞い降りた!」キャラクターソングアルバム~天使のうたごえ~ Tr.1

メロのかわいらしい歌声と裏腹にオケが強烈な一曲です。全編に渡っていわゆる分数aug(ex,Black adder)と呼ばれるコードが散りばめられており、イントロ・間奏では同じ形のコードを連続で動かしていく手法(コンスタントストラクチャー)が分数augで使われています。この分数augの使い方は、ラブライブサンシャインの「Guilty Eyes Fever」のラスサビ前でも登場しますが、この曲ではリフとして繰り返し登場するためさらにドギツイ印象です。

サウンドとしても重めのEDMがベースとなっており、メロとオケの対比がおもしろいトラックに思います。ここ数年アニメ・ゲーム系ミュージックでもFutureBassやTrap、さらに最近ではJersey Clubなどの要素*1が積極的に取り入れられるようになっています。今年はとりあえずこのジャンルで作っておけばいいだろう、という安易さが出てしまっている曲がチラホラあり残念に思うこともありましたが、半端に迎合せずに作られているところに好感が持てます。

 

 

土曜日のフライト

Wake Up, Girls!

作詞:只野菜摘 作曲:田中秀和(MONACA) 編曲:田中秀和(MONACA)

Wake Up, Best! MEMORIAL(アルバム) 収録新曲 Disc3 Tr.8

 

どれだけ彼女たちに強い気持ちを寄せて作られたのだろうと考えをさせられる一曲です。

序盤は音数も少なく、ややレトロな音に出発前の空港が描かれた歌詞が乗ってどことなく物寂しい雰囲気が表現されています。ところが2サビ明けからストリングスが加わると、音数に合わせてボーカルが力強く変化していき、グループの解散を前にして抱く漠然とした不安が徐々に表出し、感情が溢れていく様が見事に表現されています。

全体の構成でもこの点は強調されていて、一聴するとサビに聞こえがちな、曲名を繰り返し歌うInterパート*2が、終盤に近づくにつれ長くなっていきます。

ジャンルとしてはいわゆるAORと呼ばれるものに近く、田中さんの代名詞的な存在となっているオーギュメントなどのトリッキーなコードはこの曲ではほとんど使われておらず、大サビ終わりに登場するsus4からトニックのようなシンプルな進行が印象的です。

歌謡的なAORで空港を描いた曲となると、KIRINJIの名曲「愛のCoda」を連想しますが(本人談によるとジュディオング調)、風景を強くイメージさせる歌詞という点も共通しているように思います。 

また、弦が2番以降で乗ったり厚くなる構成は、近年の田中さんの曲(桜の風、Share the lightなど)で多用されており、ドラマチックな印象を強くするように感じます。コード進行に注目されがちですが、個人的に各曲ともストリングスの乗せ方が非常に上手いと感じていて、弦自体のメロを聞かせる(例えば上松さんのような)作りではありませんが、メロの隙間で細かく動かして間延びした印象を与えないようにする部分が特徴的に思います。シンデレラガールズのキャラソンとして年末に発表された「Blessing」も、鹿乃さんに提供された「Linalia Girl」を思わせるミナス地方チックなサウンドに、乗せられたストリングスが心地よい曲です。残念ながら現在聞くことができませんが、PS4のPVに合わせて作られた「夢の中へ」のマッシュアップは田中さんの管弦編曲における集大成のようなトラックとなっていました。

MONACA曲ではお馴染み堀崎さんによるアウトロのギターソロも、終わりの長いサスティーンと相まって郷愁を感じさせる音になっています。手を離すところまで録音されているところも田中さんらしいポイントに感じます(CAFUNEなど)。

今年も数多くの名曲を発信してくださった田中秀和さん、特に11月末からの公開ラッシュでは多いに選曲を悩むこととなりましたが、やはり春先に公開されたこの1曲にしました。

Gt:堀崎翔 Ba:渡辺等 Dr:山本真央樹 Violin:今野均、森本安弘 Viola:長石篤志 Cello:村岡苑子

 

 

 

(番外)ドリ☆アピ 

Bird (CUE!)

作詞:中村彼方 作曲:石濱翔(MONACA) 作曲:石濱翔(MONACA)

CUE! 00 limited mini album See you everyday(アルバム)収録 Tr.3

youtu.be

先ほどのA3!を展開するLIBER Entertainmentが今年新たに配信を開始したゲーム、CUE!のユニットソングです。コミックマーケット等で先行的に販売されたミニアルバム収録で規格品番も振られているのですが、正式には来年発売のシングルに収録されるようです。このような曲はどちらの年に入れるか迷ってしまい取り上げられないことが多いので、枠外という形で紹介します。

石濱さんは「episodo solo」や「Pretty Liar」のようなドラムン・ベース基調の電子音楽と、反対にさわやかなバンドサウンドが持ち味と思っていますが、後者の見本のような楽しい曲です。アイカツの曲を連想した方も多いのではないでしょうか。MONACA曲ではお馴染みのメンバーによる生音で、入りのフィルインを始めとした間奏のプレイだけでも楽しめます。

”夢に好かれたい”という歌詞が特に雰囲気に合っていて気に入っています。

最後にmasshoiさんへの感謝を込めて。

 

Gt:堀崎翔 Ba:田辺トシノ Dr:山内"masshoi"優 Pf:Sugarbeans

 

 

本文で紹介できず選外となりましたが、他にも今年出た良い音楽をいくつか紹介したいと思います。

ファーストプロット夏川椎菜

作詞:夏川椎菜 作曲:田中秀典 編曲:川口圭太

ファーストプロット, a song by Shiina Natsukawa on Spotify

アルバム全体が素晴らしいです。一番好きなのは昨年のシングル「パレイド」ですが新曲ではこれかな。

Phantom JokeUNISON SQUARE GARDEN 

作詞:田淵智也 作曲:田淵智也 編曲:UNISON SQUARE GARDEN

Phantom Joke, a song by UNISON SQUARE GARDEN on Spotify

試聴からかなり繰り返し聴いてました。c/w mouse to mouse(set you)もかなり好きです。

 「印象浜口あやめ、白菊ほたる、三船美優

作詞:烏屋茶房 作曲:篠崎あやと 編曲:篠崎あやと

https://www.youtube.com/watch?v=KlzjzTUVdIk

お願いマッスルが話題になったコンビですがこんな曲も作るんですね。

月光陰 -Moonlight Shadow-」四十物十四(榊原優希)

作詞:Euskyss(Leetspeak monsters) 作曲・編曲:Leetspeak monsters

月光陰 -Moonlight Shadow-, a song by ヒプノシスマイク -D.R.B- (四十物 十四) on Spotify

ちょっとシンフォニックメタルっぽい?感じが好きです。

Raise Your Heart!!」亜咲花

作詞:亜咲花田淵智也 作曲:田淵智也 編曲:堀江晶太

Raise Your Heart!!, a song by 亜咲花 on Spotify

最近コンビを組むことの多い二人。これが一番良いところをミックスしてる感じがします。

 

最後に、私が今年一番Spotifyで聴いた曲はこれでした。

open.spotify.com

何回聴いても本当に良いトラックですね。

アイカツオンパレード7話を見てない人は必ず見てから2020年に進みましょう。

 

それでは。